ITOSHIMA WINE PROJECTー愉快な大人たちの挑戦ー
ワイングラス

VOICE / 古川 拓実

豊かな食と温かい人が集まる、地元糸島で今の自分にできること

糸島生まれ、米農家三代目長男の「フルタク」こと、古川拓実です。

20年以上糸島に住んでますが、正直全然糸島のことを知りません。なので糸島にはどんな自然があり、どんな人がいて、どんな街なのか現在進行形で勉強中です。

そんな中、ご縁の巡り合わせでこのワインプロジェクトの話を聞き、農作業の現場サポーターとして参加しています。普段から畑仕事や農業の勉強をしています。少しでもお役に立てるように精一杯頑張ります!!

普段は、実家の米粉を100%利用した無農薬米粉と無農薬玄米紛の販売を行っています。それ以外にも様々な食や子供関連のイベントを企画したり、お手伝いしたり。地域のじいちゃん、ばあちゃんの畑仕事や草刈り等、いろいろと地域のためになりそうなことに顔や手足を突っ込みまくってます。お祭りやイベントが大好きなので、あちこちの人が集まる場所に出没します。糸島のどこでもドアと呼ばれることも。。。(笑)

「 ワイン」に関してはまだまだ経験が少なく、正直よくわかりません。ですが日本酒は大好きです!!
というのも実家では普通のお米だけでなく、日本酒の素になるお米「山田錦」を無農薬で栽培しています。無農薬だからこその大変さは数多くありますが、だからこそ、興味を持ち、応援してやろうという酒蔵さんや酒屋さん、そのお客さん達が手伝いに来てくださいます。年に1回、うちのお米でできたお酒に関わる皆さんで忘年会もします。農家である父親が起点となり多くの人が集まり、農業やお酒について語り合う空気感が凄くあったかくて心地良いです。

そんな環境でうまれたこともあり日本酒好きと勉強欲が爆発しました。大学2年時の夏休み3週間を利用してヒッチハイクで日本一周日本酒巡りの旅を決行しました。福岡を出発し残念ながら宮城県までしか行けませんでしたが、全国16府県のお酒を100種類以上飲みました。ヒッチハイクという珍しさや若者の熱意も感じてくれたのかドライバーさんにご馳走になったり、酒蔵さんでも普段試飲に出してないものを飲ませて頂いたりと本当に貴重な経験となりました。当初一番美味しい日本酒を求めて旅を始めたのですが、帰ってきて気づいたのは「全ての日本酒が美味しく、絶対的な一番なんてない」ということです。その日本酒の保存方法や温度、合わせる料理によって味が変わることはもちろん、その時の気分や一緒に飲む人等、たくさんの条件によって味が変わることを知りました。さらにはその味を左右する根本はストーリーにあることもわかりました。その日本酒がどんな土地でどんなお米や水からできていて、作り手さんはどんな人でどんな想いを持っている方なのか、販売する人や飲む人達がどのようにそのお酒に関わっているのか、それらのストーリーがその日本酒を作るのだと実感しました。

このプロジェクトのメインテーマの一つが「糸島産ブドウでワインを作ること」です。まさに地産地消で街づくりができる素晴らしいアイデアであり手段だと思います。このかけがえのないストーリーが詰まったワイン作りを通して農業に関わる人、街づくりに関わる人、糸島に関心ある人が増えていきますように。そんな想いと共に自分の得意分野である実際に体を動かしての農作業や関わる人々を増やしつつ、その現場を楽しく盛り上げることを頑張っていきたいと思います。

この地元糸島で、自然豊かな糸島で、若者や移住者さんの様々なチャレンジが応援される糸島で、今自分にできることを精一杯やることが未来の糸島、子供達のためになるのではと思いました。
このプロジェクトはより良い糸島に繋がる第一歩だと確信しています。
たくさんの人が関わり、この空気感や世界観が伝わっていき、ここに住む人々の温かさ、豊かな食の魅力が広まっていくと信じています!

フルタク(古川拓実)

糸島生まれ米農家の3代目、28歳。佐賀大学農学部にて農家さんと共に農業バイトや食イベントを通して農業の魅力に気づく。

2020年12月、地元糸島に戻り、自然農体験農園を運営しながら何でも屋として地域のためになる活動に勤しむ。2023年3月、糸島産の無農薬米を100%使った米粉の販売事業を開始。農業体験イベントや米粉活用WSの開催を通して米粉の魅力発信と米消費、農業関係人口の増加に向けて奔走中。

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